ジャガイモ掘りをしました!

6月8日、飛び地境内にある農園でジャガイモの収穫を行いました。

法源寺農園部は、これまで富士市就労支援ネットワーク「ココ☆カラ」とつながっている若者たちのサポートで活動を続けてきました。2月に植えたジャガイモが収穫の時期を迎えましたので近所の子どもたちにも声をかけ、みんなでジャガイモ掘りをしました。

お手伝いに来てくれた若者は6名。子どもたちがジャガイモを掘りやすいよう、シャベルで土をほぐしてくれたり、種類の違うジャガイモをきれいに並べるのを助けてくれたり、サポート役のお兄さんお姉さんとして大活躍してくれました。

今回は、定番のキタアカリに加え、アンデスレッド(写真左)、インカのめざめ(写真右)など変わり種も植えましたが、キタアカリ以上によく穫れました。カラフルなジャガイモにみんな大満足です。

男の子は畑にいるいろんな虫にも興味津々。レモンの木についたレモンの実の赤ちゃんを見つけて教えてくれる子もいました。子どもの目はいろいろなものをキャッチする力に優れています。ココ☆カラの若者たちにとっても子どもたちと触れ合う楽しい時間になったようです。

収穫の後は、豊作の御礼で、ジャガイモを本堂の仏様にお供えし、みんなでお参りした後に山分けしました。また、いつも見守ってくださる近所の方々にもおすそ分けいたしました。

秋のサツマイモはこれ以上の出来の予感。また、にぎやかな収穫祭を企画したいと思います。

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※本活動は、公益財団法人浄土宗ともいき財団の助成を受けています。

浄土宗ともいき財団助成金交付式に参加しました

5月29日、公益財団法人浄土宗ともいき財団の助成金交付式に参加してまいりました。

なぜ助成金交付式に?と思われるかもしれません。このブログでもたびたび紹介していますが、当山では飛び地境内を活用して、不登校や引きこもりの若者たちと一緒に農園活動を行っています。「法源寺農園部」と名付けられたこの活動は、今年で5年目になりますが、活動に必要な資金を2年前より、浄土宗ともいき財団様からいただいております。

浄土宗ともいき財団とは、浄土宗寺院や僧侶による社会貢献活動を支援し、地域社会の福祉・安寧の向上に資する活動を広げることを主な事業とする公益財団で、大正3年(1914年)、「財団法人浄土宗報恩明照会」として起こった歴史ある財団です。

今年もありがたいことに「法源寺農園部」を助成金事業として採択していただきました。そういうわけで交付式に参加してきたのです。

交付式に参加したのは50を超える団体。みなさん、それぞれに特色ある活動をされています。一例を紹介すると、子ども食堂、フリースクール、防災のワークショップなど、いずれも寺院がコミュニティの核として活かされるプロジェクトです。お寺をもっと地域に開きたい、社会の役に立つ寺院でありたい、そうした思いがひしひしと伝わってきました。私も大変刺激を受けました。

いただいた助成金を有意義に活用し、今年も農園部の活動を展開していきたいと思います。

農園部の活動報告-春ジャガイモ植え付け

法源寺では飛び地境内を活用して農園活動を行っています。

きっかけは、ひきこもりや不登校の当事者・家族を支援するNPO富士市若者相談窓口「ココ☆カラ」の方から、コロナ禍で就労体験、社会体験できる場が減っているので、何か活動できることはないかというところからでした。そこから、草取りをはじめ、草取りだけではつまらないと畑を開墾したのが農園部の始まりです。

2021年に始まったこの農園部も今年で5年目を迎えます。

先日はこの活動の一環でジャガイモを植えました。
今年は定番のキタアカリに加え、インカのめざめ、アンデスレッドといった変わり種にも挑戦です。立てた畝に溝を掘って、30cm感覚で種芋を並べていきます。

種芋をたくさん用意したので、うちの子供たちにも手伝ってもらいました。

砂遊びの感覚でしょうか(笑)

地温を上げるため、また雑草防止のため、植え付けの後マルチ(黒いビニール)を張るのですが、年々上手くなっているような気がします。何事も経験ですね。

作業中、小鳥が畑にやってきて心配そうに見つめていました。
調べたらジョウビタキという鳥のようです。芽は食べちゃダメだよ。

今年もちゃんと育ってくれるでしょうか。どうぞご期待ください。

「年末の応援会」開催(12月28日)

行政サービスが休業になる年末年始、自由に安心して過ごせる居場所を、ということで今年も12月28日にフードサポートネットワークFujiさんに法源寺会館をお使いいただき「年末の応援会」を行いました。

年末の応援会は、必要な方に食料や衣類、日用品などをお持ちいただくフードパントリー活動ですが、生活相談なども受け付けています。そのほか、お昼ごはんを食べたり、コーヒーを飲んだり、安心して思い思いの時間を過ごせるようボランティアの方々が運営をしてくださいました。法源寺からもお檀家さんからお供えいただいたお米を5合ずつ小袋に分け、40袋ほど用意し提供させていただきました。

当日は、ウクライナからの難民の方や行き場のない若者、高齢の単身者など年齢も性別も背景も様々な人がお立ち寄りいただき、必要な物資を手にお帰りになられました。「駆け込み寺」という言葉があるように、困ったときに頼りになる場所でありたいと思います。お見えになった方々にとって、今回の活動が年を越すのに少しでも役に立てたのなら幸いです。

皆様もどうぞよいお年をお迎えくださいませ。

南無阿弥陀仏

読経で健康!

最近、私(副住職)が勤める大正大学では、東京都健康長寿医療センター研究所の先生方と「読経の健康効果」についての研究を行っています。

これまで増上寺や護国寺を会場に調査を行ったところ、参加者の口腔機能が向上したという科学的なデータが得られています。プログラム自体の一般化を目指そうと、大正大学で近隣の高齢者を中心に、この「読経で健康!」プログラムが実施されています。

すでに仏壇の前で朝夕お経を読んでいる方もいらっしゃるかもしれません。読経を続けるこちおで口腔機能が向上すると誤嚥性肺炎が防げます。大切なのは10分でもよいので毎日続けること。お経を読むこと自体、ありがたい功徳があるものですが、こうした現世利益があるといっそう唱えたくなるものですね。

大学でのプログラムは一般の方を対象としたものですので、般若心経を2,3回皆さんと一緒にお唱えしながら、健康体操、インストラクター僧侶によるプチ法話といった構成になっています。地域の方に案内したところ、申し込み多数でキャンセル待ちが出るほどの盛況ぶりでした。

みなさん、読経して健康になれるなんて、なんて素敵なことなのだろうとお思いでしょう。

男は度胸、女は愛嬌という言葉がありますが、これからは男も読経、女も読経ですね!

当山では毎月17日に観音経を唱える観音講を行っています。ふるってご参加ください。読経は難しいという方は、お念仏でも大丈夫。ぜひご一緒におとなえしましょう!

南無阿弥陀仏

サツマイモの収穫祭

法源寺では飛び地境内を開墾し、農園部の活動を行っています。この農園活動には、富士市就労支援ネットワーク「ココ☆カラ」とつながっている若者たちが参加し、就労を目指す若者たちの社会体験の場としても活用されています。そんな農園で育てたサツマイモが獲れごろになったので、近隣の子どもたちに声をかけ収穫祭を行いました。

いつも農園を手伝ってくれる若者たちは今日は子どもたちのサポート役として参加してくれました。マルチをはがしたり、掘りやすくするために畑をほぐしたり、おかげで子どもたちも楽しくイモ掘りをすることができました。

収穫祭の日は小雨が降ったり止んだりの不安定な天気でしたがサツマイモは豊作で、大きな紅はるかがたくさん穫れました。スーパーで売っているサツマイモの倍はあるでしょうか。小さい子どもが持つとその大きさがよくわかりますね。大きなお芋を掘り当てる様子はまるで宝探しのよう。みんな自然と笑顔になっていました。

収穫後は本尊様にみんなでお参り。豊作のありがとうと来年もよろしくねの気持ちで手を合わせました。

このサツマイモ、豊作でしたので、十夜法要にお参りに来た皆さんにもおすそ分けをしたいと思います。10月14日はぜひお参りください。

南無阿弥陀仏

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※本活動は、公益財団法人浄土宗ともいき財団の助成を受けています。

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お地蔵さんの前掛けはなぜ赤い?

7月20日、中島地区にある子育地蔵尊の祭礼で、子どもたちの健やかな成長を願う法要を行いました。

中島地区は法源寺から1㎞ほど離れたところにありますが、この子育地蔵を安置するお堂とその境内は、法源寺の飛び地境内になっています。この地蔵尊とのご縁は、時を遡ること昭和6年、当地区住まいの檀家さんが自宅に安置していた地蔵菩薩を祀るため、宅地及び堂宇を菩提寺である法源寺に寄進されたのがきっかけとうかがっております。

以来93年にわたって、中島子育地蔵尊は地域の子どもの守り仏として大切に祀られ、代々法源寺の僧侶が縁日に御祈願のお参りをしてきました。また、この日にあわせてお祭りが行われ、神輿や太鼓が町内を巡回します。

法要後の法話では、なぜお地蔵様の前掛けは赤いのか?というお話をいたしました。

そもそも前掛けは赤ちゃんの象徴です。お不動様、観音様、阿弥陀様、御薬師様、様々な仏様がいらっしゃいますが、前掛けをしているのはお地蔵様だけです。

お地蔵様はつるんとした頭から赤ちゃんの姿を連想させます。昔は幼くして亡くなる子どもも多く、その菩提を弔うために地蔵菩薩を造立する方も多くいらっしゃいました。幼き子どもに着せる前掛けや頭巾をつけることで、我が子の極楽往生を願ったのです。そこから転じて、残された子どもの健やかな成長を見守る仏様となりました。

そして、太陽や血の色を連想させる赤は、古来より魔除け、厄除けの色として宗教的な意味を持ち、使われてきました。神社の鳥居も、還暦のちゃんちゃんこも赤色ですね。これも汚れを祓う、災いを遠ざけるという意味を持っています。

子どもの厄を除け健やかな成長を願う姿として、お地蔵様は赤い前掛けをしているのです。

でも、そうしたお地蔵様が地域にあることで、皆が集い、交流し、大人が子どもの成長を見守る場ができる。そのことこそお地蔵様の何よりの功徳ではないでしょうか。

いつの時代も子どもたちが笑って元気に過ごせる社会になるよう努めてまいりたいものです。

南無地蔵尊

梅雨はいずこへ?

連日、暑い日が続きますね。梅雨明けはまだだったと思うのですが…

こうした暑さにも負けず、法源寺農園部は元気に活動しています。
畑の雑草がすくすく育ってしまっていましたが、先日草刈りをし、ずいぶんと畑の見栄えが良くなりました。若者たちが頑張ってくれたおかげで、花壇やサツマイモの畝の間もきれいになりました。

夏野菜も順調に育っています。今年初めて挑戦する大玉トマトも実をつけ始めました。あとはうまく熟してくれることを願うばかりです。

緑のカーテンでよく知られるゴーヤも、農園部の看板(フェンス)に茂り、可愛い実をつけています。たくましいですね。

野菜たちに見習って、暑さに負けぬよう頑張りたいと思います!

みなさまもどうぞ暑さ対策を忘れずにお過ごしくださいね。

南無阿弥陀仏

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※本活動は、公益財団法人浄土宗ともいき財団の助成を受けています。

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ジャガイモの収穫!

5月26日、飛び地境内にある畑「青空」でジャガイモの収穫を行いました。

法源寺農園部は、富士市就労支援ネットワーク「ココ☆カラ」とつながっている若者たちのサポートで活動を続けてきました。2月に植えたジャガイモがそろそろ穫れごろということで、急遽、地域の子どもたちにも声をかけ、大勢でじゃがいも掘りをしました。

若者たちは、今日は指導員役としてお手伝い。子どもたちが掘りやすいよう、スコップで土をほぐしてくれたり、マルチ(黒いビニールシート)をはがしてくれたりと大活躍でした。

ジャガイモ掘りをまるで宝探しのように楽しむ子どもたちの姿をみて、普段、農園活動に従事する若者たちも笑顔に。自分たちが育てた野菜で子どもたちが笑顔になってくれるなんて、こんな嬉しいことはないですね。

仏様に見守られているおかげか、種芋を切らずにそのまま植える作戦が功を奏したのか、例年以上の豊作で、コンテナいっぱいのジャガイモが穫れました!

豊作の御礼で、ジャガイモを本堂の仏様にお供えし、みんなでお参りした後に山分けしました。その後、畑のご近所の方や、高齢で一人暮らしをしているお檀家さんのところなどにおすそ分けしました。

子どもたちのにぎやかな声に、本堂の阿弥陀様も心なしか微笑んでいるように見えます。

何もないところから、野菜だけでなく、笑顔まで生み出してしまう農園活動。若者たちだけでなく、法源寺にとっても重要な活動になっている気がします。

なむあみだぶ

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※本活動は、公益財団法人浄土宗ともいき財団の助成を受けています。

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農園部4年目の始動

法源寺では飛び地境内を活用して農園活動を行っています。

きっかけは、ひきこもりや不登校の当事者・家族を支援するNPO富士市若者相談窓口「ココ☆カラ」の方から、コロナ禍で就労体験、社会体験できる場が減っているので、何か活動できることはないかというところからでした。そこから、草取りをはじめ、草取りだけではつまらないと畑を開墾したのが農園部の始まりです。

2021年に始まったこの農園部も今年で4年目を迎えます。

そろそろジャガイモの植付の時期ですが、その前に土づくりということで、ココ☆カラに通う若者たちと一緒に、たい肥を鋤き込み畑を耕しました。初めて参加してくれた方もいましたが、初めてとは思えないほど耕運機の使い方が上手でセンスを感じました。おかげで準備はばっちりです。

来週はジャガイモの植付に加え、昨年、こしらえた花壇を作り直す予定です。夏の雑草に負けないような花壇にしたいと思います。

今年の活動もこちらでご報告します!どうぞお楽しみに!

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