ラジオ出演のご報告-SDGsへの取り組み-

12月5日(月)、エフエムしみずマリンパルさんの番組「マリンパルほっとライン」に副住職が出演いたしました。出演したのは「Voice of SDGs~私たちのSDGs~」という10分程度のコーナーですが、ここで昨年から始めた農園部の活動を紹介いたしました。

寺院の飛び地境内を開墾し、就労を目指す若者たちと一緒に野菜を育てはじめて早2年。これまで、失敗しながらも、ジャガイモ、キュウリ、ナス、枝豆、オクラ、ネギ、スイカ、サツマイモ、カブ、スナップエンドウといろいろな野菜を育ててきました。月2回程度の活動ですが、継続的に参加する若者との仲も深まっただけでなく、地域の方、檀家さんとの交流も増えたように思います。そんな法源寺農園部の活動のきっかけ、これまでの歩み、今後の展望などお話しさせていただきました(法源寺農園部の歩み→ )。

さて、ラジオ番組のコーナー名にあるSDGsとはSustainable Development Goalsの頭文字をとったもので、「持続可能な開発目標」と訳されます。17のゴール、169のターゲットから構成され、「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことをスローガンに掲げた国際目標です(17のゴールの内容はこちらをご覧ください)。

「国際目標」というと大げさに聞こえますが、要は社会が持続していくために一人ひとりが生きやすい環境をいかにつくるかということに尽きると思います。農園部の活動がその一助となり、あらゆる人の生きづらさが少しでも和らぐような場所が寺院に作れたらと思っています。

南無阿弥陀仏

農園の一角に花壇をつくりました!

お寺の農園「青空」に新しいコーナーを作りました。

これまで野菜を育ててきましたが、耕しにくい川沿いに花壇を作りました。ここに花が咲いたら道を通る人も笑顔になるに違いません。レンガで区画を区切り、腐葉土を入れ、チューリップの球根とネモフィラの種を植えました。春には色鮮やかな花が咲くことでしょう。

どうぞお楽しみに!

最近は農園の場所を聞かれることも多くなりました。法源寺農園「青空」は、お寺から西へ約80メートル、徒歩1分の場所にあります。細い路地を入っていったところにあるのでなかなか来るまでは目につきにくいですが、ぜひ歩いてお立ち寄りください。

サツマイモの収穫

今年もたくさん穫れました

今年もサツマイモの収穫の時期を迎えました。

法源寺農園部では就労を目指す若者たちと一緒に家庭菜園ならぬ寺庭菜園をしています(活動の紹介はこちら)。

今年は、昨年よく穫れた安納芋にくわえ、紅はるかも植えていました。
おかげさまで、今年も昨年に引き続き豊作で、紅はるかと安納芋あわせて約30Kgほどの収穫になりました!品種が違うとずいぶん形も色も違うものですね。穫れた芋を見比べてみて、その違いに驚きました。

左が紅はるか、右が安納芋

一日では掘り切れないほどの量でしたので、娘の友達や近所の子どもたちに声をかけて、日を改めて芋掘りをしたほどでした。子どもたちもたくさんサツマイモが穫れて大喜びの様子です。

一人ずつ順番に…

収穫後は、穫れたサツマイモを本尊様にお供えし、豊作の御礼をお伝えしました。
こうして、多くの方に、いろいろな形で、お寺の門をくぐるきっかけが作り出せたらと考えています。

掘った芋をお供えして、みんなでお参り

来年はもう少し早く植付して、十夜法要のお供えにできたらなと考えています。
農園部の活動の続報を楽しみにお待ちくださいね。

なむあみだぶ

お寺のこれからを考える研修会に参加

10月19日(水)、静岡市で行われた「お寺の未来ミーティング」に、住職、副住職、そして副住職寺庭(奥さん)と一緒に参加しました。

これは浄土宗が主催し、各教区で行われている研修会です。これからの50年を見すえ、どのように仏教を伝えていくのか、若い世代への魅力を伝えるには、高齢化する檀信徒へのケアは・・・など、ワークショップ形式でグループディスカッションを交えながら丸一日研鑽を積みました。

いつも、こういった研修会は、住職、副住職の僧侶と寺庭婦人(住職の奥様方)と別々に行われてきたのが常ですが、今回、性別も世代も超え、地域の課題やお寺の課題に一緒に向き合い、考えるという貴重な機会をいただきました。

未来にお寺を残すには、やはり檀信徒のみなさんや地域の方々に「必要」と思ってもらわなければなりません。そのために、どういう活動をしていくのか、情報発信をしていくのか、とても大事になってきます。

法源寺でも、寺報『大久』(年4回発行)だけでなく、ウェブサイト、インスタやFacebookなどで情報発信をしてまいりました。ただ、皆様の元にどれだけ届いているのか、どんなことをお感じになったのか、コメントや感想などお聞かせいただけるとうれしいなと思っています。ぜひ、お寺の未来、地域の未来のためにお力をお貸しください。

もちろん対面でのアナログなコミュニケーションも大事にしてまいりますので、ひきつづきどうぞよろしくお願いいたします。

南無阿弥陀仏

ジャガイモの収穫

3月上旬に植えたジャガイモがそろそろ採り頃かなということで、ジャガイモを収穫しました。前日に大雨と突風が吹き荒れましたが、農園の野菜たちは無事でした。

メークインはマルチをしてあったので早々に大きく育ちました。やはりマルチの効果は大きいですね。たくさん収穫することができたので、ご近所さんやちょうどお参りに来ていたお檀家さんにもおすそ分けすることができました。
一方、初挑戦のキタアカリは、、、生育不良でなかなか大きくなりません(悲)

人生、上手くいくときもあれば、上手くいかないときもありますよね。ましてや自然相手であれば、人間の力の及ばないことの方が多いかもしれません。

思い通りにいかないとつい苛立ちを感じることがあるかもしれませんが、こういった我執(がしゅう)を戒めるよい体験になりそうです。どんなことがあっても、腐らず、奢らず、若者たちと作業を進めたいと思います。

さて、ジャガイモの後には枝豆を植えようかなと計画しています。
また、今年は畑を少し広くしたので、サツマイモ、キュウリ、オクラ、そしてスイカを植え付けてみました。どれが上手に育つでしょうか。

またご報告いたします!

ジャガイモ植えました!

暑さ寒さも彼岸までといいますが、今年はお彼岸を前にずいぶん暖かくなってきました。おかげで花粉症持ちにはつらい日々です・・・

さて、法源寺農園部の活動も2年目に突入しました。先日は、就労を目指す若者たちと一緒にじゃがいもの植え付けをしました。今年は欲張って畝を増やしましたので、うまくいけば収量も増えるはずです。

農園部の作業は、身体を使う仕事が多いですが、成果が目に見えやすいものでもあります。頑張った分が一目でわかる、というのは作業する側にとっては励みになるものです。

また、大勢で協力して行う作業もあれば、一人で黙々と行う作業があったりと、個々人の向き不向きに合わせて多様なかかわり方ができることも魅力の一つではないかと思います。

もちろん収穫物でどんな料理を作ろうかといった楽しみもあります。

今回植えたのは、定番のメークインと最近人気のキタアカリという品種です。素人だらけの農園活動ですが2年目はどうなることでしょうか?

ジャガイモの成長だけでなく、農作業を通じた若者たちの成長にもご期待下さい。

法源寺農園部、2年目始動!!

連日の寒さで億劫になっていましたが、ようやく重い腰をあげて畑を耕しました。昨年から始めた飛び地境内を活用した法源寺農園部もいよいよ2年目です。(昨年の活動はこちらから→農園部の発足ジャガイモの収穫)。

この日も、富士市若者相談窓口「ココ☆カラ」に通う若者たちに手伝ってもらいました。「ココ☆カラ」は、NPO法人青少年就労支援ネットワーク静岡が運営する団体で、ひきこもりや不登校などの生きづらさを抱える若者やそのご家族の支援を行っています。

昨年は、ジャガイモや枝豆、キュウリ、サツマイモなど、初心者にしては上出来ではないかと思えるほどの収穫を楽しめました(写真参照)。


野菜がちゃんと育つためには、根がしっかり張らなければいけません。根が張るためには、土をしっかり耕して、土を豊かにしておく必要があります。というわけで、今年もいっぱい育つよう、まずは土づくりです。

なんと、今年は、農家の檀家さんから耕運機もお借りしました!
ちょっと本格的になってきましたので、つい欲張って畑を広げてしまいました(笑)これが吉と出るか凶と出るか…。合間の草取りが大変になるかもしれませんが、今年も若者たちと一緒に野菜を育てていきたいと思います。

畑仕事はみんなで力を合わせてする作業があったり、一人で黙々とする作業があったり、参加する人の得意不得意に合わせて役割や居場所がある素敵な場です。多くの方に訪れていただきたいと思います。

若年者就労支援サポーター養成講座@法源寺

11月14日(日)、法源寺会館を会場に若年者就労支援サポーター養成講座が開催されました。

この養成講座は東部青少年就労支援センターが主催するもので、働くことに困難を抱えた方の社会参加のお手伝いをするサポーターを育成するために行われました。以前、サポートを受けていた方が、サポーターとして会場にいらしていたことも印象的でした。

あいにく、この日は用事があり、少し顔を出す程度しかできませんでしたが、こうして寺院を場として使っていただけるのはありがたいことですね。

皆様お疲れさまでした!

浄土宗新聞に掲載されました!

富士山の頂に雪が積もり、冬の気配を感じるようになってきました。

先月、浄土宗が月1回発行している『浄土宗新聞』の取材を受けました。
ちょうど出先で電話越しに受けた取材でしたが、ずいぶん大きな記事で扱ってくださいました。記事でご紹介いただいたのは農園部の活動です。

また先日は、『中外日報』という宗教専門紙でもご紹介いただきました。
少しずつですが、農園部の活動が認知され、意外にも評価をいただいているようです。

こうして見てくださる方がいらっしゃると思うとうれしいものですね。
さて、今年のお十夜では、獲れたサツマイモを本尊様にお供えいたしました。来年は、お参りの皆さんにお配りできるぐらいたくさん栽培できたらいいなと思っています。小欲知足とはいうけれど、やっぱり欲が出てくるようです。京都・龍安寺の蹲(つくばい)にある「吾唯知足」という境地に至るには、まだまだ精進が足りませんね(笑)

今後とも応援よろしくお願いします。

ダンス×音楽×法源寺 動画が完成!

今年の夏は法源寺にとっても新たな可能性を感じさせる夏でした。NPO法人LAND FESさんによって、4回にわたってダンス×音楽ワークショップが開催され、寺院空間の新たな魅力を感じることができました。

その時の様子は、こちらのおてら日誌でも報告させていただきました(初回2回目3回目最終回)。その後、LAND FESさんからパフォーマンスの様子の撮影動画が完成したとのご連絡をいただきましたので、こちらでも紹介させていただきます。

動画を観ていただければすぐわかると思いますが、「これが法源寺の境内なのか!?」と目を疑うほど非常に格好良く映っております。まるで、映画のワンシーンみたいです!普段身近にあるものほどその魅力には気づけないものですね。第三者の視点で寺院を眺める機会をいただきましたこと、大変ありがたく思います。

このワークショップは全4回行われましたが、各回ごとのワークショップの動画もございます。先生方の紹介も含めてこちらのページに掲載されていますので、あわせてぜひご覧ください。

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