講演のご報告「地域共生社会の実現に向けた取り組み」

講演の様子が岳南朝日に掲載されました

1月22日、富士宮市ボランティア連絡会主催の「ボランティアまつり・ふれあいトーク」にて、富士宮市・平等寺住職岩田照賢上人と一緒に副住職が講演をしてまいりました。

「地域共生社会の実現に向けた取り組み」と題した講演では、はじめに副住職から厚生労働省が掲げる地域共生社会のコンセプトや人が集う場所の重要性、地域にすでにある資源としての寺院の可能性について述べた後、岩田上人から兼務寺の来迎寺で取り組まれている介護者カフェやひきこもりの親の会、学び直しの場などの具体的な活動について紹介いただきました。

ライフスタイルや人付き合いの変化により、人と人とが支え合う地域社会は衰退の一途をたどっています。

「地域共生社会」とは、このような社会構造の変化や人々の暮らしの変化を踏まえ、制度・分野ごとの『縦割り』や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会を目指すものとされています。

そうはいっても、人と人、人と資源が世代や分野を超えつながる場をどう作るかという課題は簡単に答えが出せるものではありません。

しかし、すでに人が集まっている場を活用することでこの課題に対応できるのではないか、そしてその場に寺院が活用できないかというのが私の話のあらましです。

当日の聴衆は100人を超え、みなさん大変熱心に耳を傾けてくださっていました。こうした場を通じて寺院の地域貢献の取り組みへの理解が広がっていくことを期待しています。

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