ジャガイモの収穫

3月上旬に植えたジャガイモがそろそろ採り頃かなということで、ジャガイモを収穫しました。前日に大雨と突風が吹き荒れましたが、農園の野菜たちは無事でした。

メークインはマルチをしてあったので早々に大きく育ちました。やはりマルチの効果は大きいですね。たくさん収穫することができたので、ご近所さんやちょうどお参りに来ていたお檀家さんにもおすそ分けすることができました。
一方、初挑戦のキタアカリは、、、生育不良でなかなか大きくなりません(悲)

人生、上手くいくときもあれば、上手くいかないときもありますよね。ましてや自然相手であれば、人間の力の及ばないことの方が多いかもしれません。

思い通りにいかないとつい苛立ちを感じることがあるかもしれませんが、こういった我執(がしゅう)を戒めるよい体験になりそうです。どんなことがあっても、腐らず、奢らず、若者たちと作業を進めたいと思います。

さて、ジャガイモの後には枝豆を植えようかなと計画しています。
また、今年は畑を少し広くしたので、サツマイモ、キュウリ、オクラ、そしてスイカを植え付けてみました。どれが上手に育つでしょうか。

またご報告いたします!

ジャガイモ植えました!

暑さ寒さも彼岸までといいますが、今年はお彼岸を前にずいぶん暖かくなってきました。おかげで花粉症持ちにはつらい日々です・・・

さて、法源寺農園部の活動も2年目に突入しました。先日は、就労を目指す若者たちと一緒にじゃがいもの植え付けをしました。今年は欲張って畝を増やしましたので、うまくいけば収量も増えるはずです。

農園部の作業は、身体を使う仕事が多いですが、成果が目に見えやすいものでもあります。頑張った分が一目でわかる、というのは作業する側にとっては励みになるものです。

また、大勢で協力して行う作業もあれば、一人で黙々と行う作業があったりと、個々人の向き不向きに合わせて多様なかかわり方ができることも魅力の一つではないかと思います。

もちろん収穫物でどんな料理を作ろうかといった楽しみもあります。

今回植えたのは、定番のメークインと最近人気のキタアカリという品種です。素人だらけの農園活動ですが2年目はどうなることでしょうか?

ジャガイモの成長だけでなく、農作業を通じた若者たちの成長にもご期待下さい。

法源寺農園部、2年目始動!!

連日の寒さで億劫になっていましたが、ようやく重い腰をあげて畑を耕しました。昨年から始めた飛び地境内を活用した法源寺農園部もいよいよ2年目です。(昨年の活動はこちらから→農園部の発足ジャガイモの収穫)。

この日も、富士市若者相談窓口「ココ☆カラ」に通う若者たちに手伝ってもらいました。「ココ☆カラ」は、NPO法人青少年就労支援ネットワーク静岡が運営する団体で、ひきこもりや不登校などの生きづらさを抱える若者やそのご家族の支援を行っています。

昨年は、ジャガイモや枝豆、キュウリ、サツマイモなど、初心者にしては上出来ではないかと思えるほどの収穫を楽しめました(写真参照)。


野菜がちゃんと育つためには、根がしっかり張らなければいけません。根が張るためには、土をしっかり耕して、土を豊かにしておく必要があります。というわけで、今年もいっぱい育つよう、まずは土づくりです。

なんと、今年は、農家の檀家さんから耕運機もお借りしました!
ちょっと本格的になってきましたので、つい欲張って畑を広げてしまいました(笑)これが吉と出るか凶と出るか…。合間の草取りが大変になるかもしれませんが、今年も若者たちと一緒に野菜を育てていきたいと思います。

畑仕事はみんなで力を合わせてする作業があったり、一人で黙々とする作業があったり、参加する人の得意不得意に合わせて役割や居場所がある素敵な場です。多くの方に訪れていただきたいと思います。

若年者就労支援サポーター養成講座@法源寺

11月14日(日)、法源寺会館を会場に若年者就労支援サポーター養成講座が開催されました。

この養成講座は東部青少年就労支援センターが主催するもので、働くことに困難を抱えた方の社会参加のお手伝いをするサポーターを育成するために行われました。以前、サポートを受けていた方が、サポーターとして会場にいらしていたことも印象的でした。

あいにく、この日は用事があり、少し顔を出す程度しかできませんでしたが、こうして寺院を場として使っていただけるのはありがたいことですね。

皆様お疲れさまでした!

浄土宗新聞に掲載されました!

富士山の頂に雪が積もり、冬の気配を感じるようになってきました。

先月、浄土宗が月1回発行している『浄土宗新聞』の取材を受けました。
ちょうど出先で電話越しに受けた取材でしたが、ずいぶん大きな記事で扱ってくださいました。記事でご紹介いただいたのは農園部の活動です。

また先日は、『中外日報』という宗教専門紙でもご紹介いただきました。
少しずつですが、農園部の活動が認知され、意外にも評価をいただいているようです。

こうして見てくださる方がいらっしゃると思うとうれしいものですね。
さて、今年のお十夜では、獲れたサツマイモを本尊様にお供えいたしました。来年は、お参りの皆さんにお配りできるぐらいたくさん栽培できたらいいなと思っています。小欲知足とはいうけれど、やっぱり欲が出てくるようです。京都・龍安寺の蹲(つくばい)にある「吾唯知足」という境地に至るには、まだまだ精進が足りませんね(笑)

今後とも応援よろしくお願いします。

ダンス×音楽×法源寺 動画が完成!

今年の夏は法源寺にとっても新たな可能性を感じさせる夏でした。NPO法人LAND FESさんによって、4回にわたってダンス×音楽ワークショップが開催され、寺院空間の新たな魅力を感じることができました。

その時の様子は、こちらのおてら日誌でも報告させていただきました(初回2回目3回目最終回)。その後、LAND FESさんからパフォーマンスの様子の撮影動画が完成したとのご連絡をいただきましたので、こちらでも紹介させていただきます。

動画を観ていただければすぐわかると思いますが、「これが法源寺の境内なのか!?」と目を疑うほど非常に格好良く映っております。まるで、映画のワンシーンみたいです!普段身近にあるものほどその魅力には気づけないものですね。第三者の視点で寺院を眺める機会をいただきましたこと、大変ありがたく思います。

このワークショップは全4回行われましたが、各回ごとのワークショップの動画もございます。先生方の紹介も含めてこちらのページに掲載されていますので、あわせてぜひご覧ください。

ダンス×音楽 ワークショップ 最終回!

先週の告知通り、8月28日(土)NPO法人LAND FESさんによるワークショップの第4弾が法源寺会館で行われました。全4回のワークショップもいよいよこの日が最終回。法源寺会館でのワークショップの後、パフォーマンスの収録は富士本町・池田ビルで行われました。

今回、ダンスを教えていただいたのは飯森沙百合さん、ドラム演奏は荒井康太さん。ワークショップでは、自分の体が水だったら、氷だったら、お湯だったら、水蒸気だったら、とイメージしながら、ゆっくり、ときには激しく、そして、たおやかに、たくましく体を使うことを教えていただきました。

また、ペアになった相手と、目と目でつながったり(難しくない)、左肩と右ひざでつながったり(やや大変)、右耳と左のお尻でつながったり(けっこう難しい!)、、、相手を意識しながらの動きも面白かったです。

全4回のワークショップを通じて、体の動きをここまで意識したことはなかったなと改めて身体技法の奥深さを感じました。

それでだけではありません。“水を意識して体を動かす” など、同じ「お題」をいただいても、参加者の表現は人それぞれです。でも、全体ではなんだか調和がとれていて、不思議とバランスよく収まっている、、、。

画一的な動きじゃなくても、各々が他者を意識しながら空間を形作っていく様は、まるで社会そのもののように感じました。これがダイバーシティ(多様性)なのかと。

つい私たちは自分と同じ動きや同じ考え方を他者に求めがちです。異質なものを取り除き、画一的な思考で行動でまとまることは簡単かもしれませんが、そこには広がりはありませんし、変化に対しても脆弱です。

このダンスワークショップのシリーズを通じて、調和のとれた社会≠皆同じ動きをする社会ではなく、個別の動き(個性)を尊重しながらも全体としてまとまることができると感じさせられました。

折しも、東京ではパラリンピックが行われている最中です。一連のワークショップを振り返りながら、多様性や共生社会をより深く考える時間が持てそうです。

ダンス×音楽 ワークショップ 第3弾!

ここのところダンスワークショップの記事ばかり書いていますが、全4回シリーズですので、たぶんもう一回あります(笑)。

さて、本題に入る前に、コトの経緯をご説明しておきましょう。

コロナはデルタ株という変異株によって拡大する一方、県下でもついに緊急事態宣言が適応されました。これにより、市内の公共施設の使用は大きく制限されることになりました。

NPO法人LAND FESさんが主催するこのワークショップも、富士市教育プラザで開催される予定でしたが、当然その影響を大きく受けます。開催まで日が迫っている中で、他に使える会場はないかとご相談いただき、前回に引き続き法源寺会館での開催となったというわけです。

行政の施設は、お役所の指示に従わざるを得ませんが、その点お寺でしたら少しくらい融通が利きます。もちろん、感染症対策はしっかり行っています(実際、ダンスワークショップ中はほとんどおしゃべりはなく、みなさん一心不乱に踊っています)。

そのようなわけで、8月21日に第3弾のワークショップを法源寺会館で開催したのです(パフォーマンスの収録は場所を変えて富士川のほとりで行いました)。

ダンスを教えていただいたのはAAPAさん、ギターを演奏してくださったのは細井徳太郎さん。普段あまり意識しない体の動きを感じて、ときほぐした後、「表面」や「肉」や「骨」を感じて動き出す。踊っていて飽きたら歩く。他の人の踊りを見て感じるところがあったらまたそこから動き出す。という、即興性の高いワークでした。

わずかな時間ではありましたが、なんだかお寺がアート空間になったような気がしました。きっと皆さんの踊りっぷりを見てた阿弥陀様も驚いているんじゃないでしょうか(笑)

今回で3回目の開催ですが、うれしいことに若者就労支援窓口 ココ☆カラに通う若者たちも顔を出してくれるようになりました。農園部にも来てお手伝いしてくれる面々です。

さて、この一連のワークショップは「LAND FES DIVERSITY in 富士」という名称です。DIVERSITY(ダイバーシティ)とは、「多様性」という意味です。

私たちは、性別、年齢、国籍、人種、信仰、障害、病気、価値観など様々な「自分」を形作る枠を持っていますが、みなそれぞれ違います。既存の枠に収まらないこともあるでしょう。本当は違うのに無理して多数派にあわせている人もいるかもしれません。他者との違いに生きづらさを抱えている人もいるかもしれません。

誰もがありのままの自分でいられる社会、これこそが多様性のある社会ではないでしょうか。

この3回のワークショップから、「LAND FES DIVERSITY in 富士」は、アートパフォーマンスを通じてこれまで交錯することのなかった人たちと出会い、そこからさらに他者への思いをはせる場である、と感じています。

来週8月28日(土)も、法源寺会館で行われます(最終回)。興味を持たれた方はぜひ見に来てください。きっと自然と体が動き出すはず(?)。お問い合わせは【こちら】まで!

ダンス×音楽 ワークショップ 第2弾!

8月14日午後、法源寺会館でNPO法人LAND FESさんによるダンスワークショップが開催されました。

これは先日行われたワークショップの第2弾企画として、当初は富士市教育プラザを会場に予定されていたものですが、まん延防止等重点措置の適用により使用が制限されたため、急遽会場借用の依頼を受け、開催に至りました。

今回のダンスを教えてくださったのは笠井瑞丈さん、楽器(太鼓と銅鑼)を演奏してくださったのはチェ・ジェチョルさん。お二人とも海外でも活躍されている、すごいお方でした。ありがたいですね。

樹齢300年の樹をイメージしてその成長を身体で表現したり、自分の意思とは違う何かによって(ワークショップ中は「小人」と表現されていました)身体を操作したり、いただくお題はとってもユニークでしたが参加者一同、身体をめいっぱい使って、普段とは違う自己表現を楽しんでいらっしゃいました。

当日はあいにくの雨模様でしたが、会館の中は終始にこやかな雰囲気で楽しくワークショップができました。こちらも映像作品になるようですので、それもまた楽しみです。

さて、このワークショップは、LAND FES DIVERSITY FUJI 2021という企画の一部です。8月21日、8月28日と、まだあと2回ありますので、興味を持たれた方はぜひ参加してみてください。お問い合わせは こちら まで。

ダンス×音楽 ワークショップのご報告

7月31日(土)午後、法源寺を会場に、NPO法人LAND FESさんによるダンス×音楽ワークショップが開催されました。ダンスを教えていただいたのは岩渕貞太さん、コントラバスを演奏してくださったのは河崎純さん。お二人ともすごい経歴の持ち主で、じつはすごいことだったのです。会場提供だけではもったいないと、子どもと一緒に飛び入りで参加してみました。

ダンスというとステップや振り付けを覚えるイメージがありますが、今日教わったものは全然違うものです。音楽に合わせて、呼吸に合わせて、人の動きに合わせて体を動かす中で、「身体を思うままに動かす」感覚を身につけるようなワークショップでした。個人的には「百目」(ひゃくめ)というワークが面白かったです。自分の体のあちこちに目があり、その目に景色を映すというイメージで身体を動かす…わかりますでしょうか!?(笑)

さて、体の動かし方を習った後は、境内と本堂にて本番!

もちろん筋書きはまったくなし。正解も不正解もないので、コントラバスの音に合わせて、皆が動きたいように動く、それでも何か調和が感じられる、そんなセッションでした。

寺院の本堂や境内は「静」の象徴のような場ですが、今日のワークショップは「動」。しかし、意外にもマッチしており、寺院の場としての新たな可能性を感じた一日でした。

今日の様子は映像作品としてまとめられるようです。完成したらまたご紹介しますね。

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