夏野菜の収穫―支え、支えられ

今年の夏はナスが豊作です。

法源寺農園部をはじめてから5年目に突入しまして、だいぶ季節ごとの野菜の管理も慣れてきました。お手伝いに来る若者たちも、最初はNPOの支援を受けて自立を目指す側だった人が、サポーターとしてほかの若者の支援に回るようになり、その一環で一緒に来てくれたりしています。

支えてもらった人が今度は支える側に回る。

素敵な循環が育まれています。

今年は、ナス以外にも、ズッキーニ、キュウリなどを植え、みなそれぞれに収穫の時期を迎えています。そうしたわけで、先日はお盆前に剪定も兼ね、たくさん収穫しました。また、畝まわりに生えた雑草を取るのも手伝ってもらいました。

夏の畑は油断すると雑草がすぐ生えてきてしまいます。若者たちの手がなければここまで管理することはできなかったでしょう。本当にありがたいことです。

人は常に強い個でいられるとは限りません。時には助け、時には助けられ、互いに支え合っていくことが生きるうえではとても大切です。あらゆるものは相互に依存し合って存在している。仏教でいうところの「縁起」ですね。

農園部の活動は若者たちの居場所になりつつありますが、その若者たちによって農園部も支えられているのです。

さぁお盆の準備を始めましょう。

南無阿弥陀仏

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