
日本仏教看護ビハーラ学会の第21回年次大会が、6月28日、6月29日に東京で行われます。副住職が登壇しますのでこちらでも宣伝させていただきますが、中身は大変充実したものになることが期待されます。
初日は南千住回向院で、基調講演、落語(反魂香)、シンポジウムがあり、2日目は浅草寺で個人発表とシンポジウムが行われます。
初日のシンポジウムでは、日雇い労働者として身寄りなく生き抜いてきた人々をケアしてきた支援団体、そして当事者から「最期まで支えるケアのありかた」を学びます。2日目は、戦後「蟻の街」と呼ばれた浅草で、医療に携わってきた浅草寺病院の歴史を紐解き、過去そして現在のケアの在り方にどのように仏教が息づいているのかを学びます。
こういう学会では通常「落語」はないのですが、今回は大会長のたっての願いでプログラムに組み入れました。
演目は反魂香(はんごんこう)です。反魂香には、土手の道哲と呼ばれる僧侶が登場します。この道哲が、吉原の花魁・高尾太夫の菩提を弔うため、毎晩鉦を叩いているというところから噺がスタートします。山谷のすぐ隣には吉原があり、この地の歴史を知るには欠かせない古典落語です。
会場がちょっと遠いうえに有料なので気軽にお越しくださいとは言いづらいのですが、気になった方はぜひチラシをご覧いただければありがたいです。
なお、申込みについては学会HPをご覧いただければありがたく思います。【仏教看護ビハーラ学会HP】
副住職はこんなこともやっていますよというお知らせでした。
合掌
