浄土宗開宗850年記念事業の一環として行ってきました堂宇の改修工事もまもなく終わります。檀信徒の皆様におかれましては、本事業にあたり多大なお力添えを賜り、誠にありがとうございます。
いつでも、どこでも、だれでもが、浄土宗の念仏の教えの根幹ですが、この教えに適うよう、どなたでもお参りしやすいお寺づくりを目指して、このたび堂宇の改修を行いました。
なかでも本堂への空調導入は、昨今の夏の暑さを考えると必須項目でした。
当山の施餓鬼会はお盆の真っただ中、8月13日に行われます。夕方6時30分開始とはいえ、窓を全開にして、扇風機をつけても、法要が終わる頃には参列者の皆さんも大粒の汗をかくほどでした。本堂に空調を導入することで、夏の施餓鬼会はもちろんのこと、春秋の彼岸法要、秋の十夜法要、正月の修正会、さらには日々の法事など、高齢の方や小さなお子さんにとってもお参りしやすい環境が整うことと思います。
また高齢化が進む中で、車いすの方もしばしばお寺にお見えになります。北玄関にスロープを付け、駐車場のスペースを確保し、広いお手洗いを新設することで、車いすが必要な方でも気軽にお参りできるようになりました。
法源寺会館は、岳陽組の行事や地域行事のために使われてきましたが、建設から30年が経ち、建物の老朽化が目立つようになってきました。この先も地域社会の資源として活用できるよう補修を行い、お手洗いなども使いやすくなるよう改修をしました。
おかげさまで、誰でもお参りしやすい環境が整った堂宇でお盆を迎えることができそうです。どうぞ今年の夏は涼しい本堂で施餓鬼会を一緒にお勤めしましょう。
南無阿弥陀仏